肝斑

先日、肝斑について動画用の資料を作っていましたので改めて肝斑について調べました。

”トランシーノ”という医薬品が出たのが2007年。

発売当初から商品の存在は知っています。

 

初めて商品を見た、当時の私がびっくりしたのがその成分。

 

「”ぺラック”が肝斑(しみ)に効くの??」

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私はもともとドラッグストアの医薬品担当者でしたので

一番最初にチェックするのは医薬品も健康食品も化粧品も成分と含有量を見ます。(化粧品は含有量は記載されていませんが)

ペラックとは、トラネキサム酸主成分の抗炎症薬。

喉が腫れて痛い時、口内炎の時などに服用します。

 

ですので、トランシーノの成分を見た時に、同じ”トラネキサム酸”が同じ量含有してあり

”ペラック”はのどの痛みに。

”トランシーノ”は肝斑に。

同じ成分でここまで用途が違うのにはびっくりしました。

ちなみに、両方とも同じ製薬会社の商品です。

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では、肝斑とは。

 

肝斑とは、一般的に30代から40代の女性に多くみられる薄茶色のシミのことです。

頬や額、鼻の下などに左右対称にできるという大きな特徴があり、

なかでも目の周りを避けて、目の下を縁取るようにのっぺりと現れるケースがよく見られます。

 

原因としては主に女性ホルモンのバランスの崩れだと考えられています。

特に女性ホルモンが減少する30代後半から更年期にかけての時期や妊娠中、ピルを服用した際などに見られます。

日ごろからストレスを感じていたり、肌をゴシゴシこする人のシミも肝斑の可能性があります。

 

閉経後はホルモンバランスが安定するため肝斑の症状も悪化しにくく、人によっては薄くなる場合もあります。

 

主な肝斑のタイプは5つ。

①もやっと広がった蝶々タイプ。

②ほほ骨に沿って筆で描いたようなタイプ

③目尻の下あたりに小さく広がったタイプの[チビ肝斑(かんぱん)]

④左右対称だが大きさ・位置が違うタイプ

⑤額や口の周りにも出るタイプ

 

ご自身のシミが肝斑かな?と思ったら、お手入れの方法は大きく2つ。

 

飲み薬とスキンケア

 

”トラネキサム酸””L-システイン””ビタミンC”が肝斑に効く仕組みはこちら。

(第一三共ヘルスケアさん)

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/component/kanpan/

 

①ケラチノサイト(表皮細胞)に女性ホルモンや紫外線など刺激誘因物質がはたらきかけると

②メラノサイト活性化因子である「プラスミン」が産生され、メラニンが活性化し、メラニン生成がスタートします。

③「プラスミン」が「メラノサイト」にシグナルを送ると、「チロシナーゼ」という酸化酵素が作られ

「チロシン→ドーパ→ドーパキノン→メラニン」の順で最終的に「シミ」が作られます。

④主成分「トラネキサム酸」は、もっとも初期の段階でメラノサイト活性化因子(プラスミン)を阻害し、

メラニンをつくるための情報伝達をブロックします。そのため、メラノサイトの活性化を抑制し、シミが出来る前に働きを止めます。

⑤そのほか「L-システイン」がチロシナーゼの産生や、産生されたチロシナーゼがチロシンを活性するのをブロックします。

「ビタミンC」がチロシナーゼ活性抑制、ドーパキノン還元作用により、メラニン生成抑制+黒くなったメラニンを薄くさせるWの効果があります。

 

肝斑薬をドラッグストアなどで購入する際は「第一類医薬品」指定ですので

薬機法上、医療用医薬品(処方薬)、要指導医薬品及び第一類医薬品は、

使用上の安全性について薬剤師からの情報提供が義務づけられています。

 

もし「私のシミは肝斑かな?」と思ったら薬剤師さんにご相談してみてください。

 

 

もう一つ大切なスキンケアでは「トラネキサム酸」配合のスキンケアシリーズや美容液を使って少しずつ薄くしていきます。

こちらは、トランシーノシリーズや資生堂さんの美白化粧品や美容液にもよく配合されています。

 

スキンケアは「肝斑」だけではなく、通常の所謂「しみ」へアプローチしますので

肝斑悩みの方も、シミ悩みの方も使用できます。

 

”肝斑”は飲み薬と化粧品両方合わせてケアをするのがオススメです。

 

 

 

 

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